みなさんの企業や部署では、SDGsについて話すことはありますか?
今回、当社の海外事業を取り扱っているハコブネットチームにて、「自分たちの事業がSDGsの取り組みに貢献することができるかどうか」を調べるために、ターゲット・ファインダー®というアイテムを使ってミーティングしました。
これがターゲット・ファインダー!
SDGs17目標・169ターゲットを掲載したカードです。
当社が加入している「ワンプラネット・ペーパー®協議会」のメンバーである、株式会社ワンプラネット・カフェ様にこのツールを教えていただきました。
オリジナル版は英語で、なんと国連のショップやオンラインなどで販売され、世界で愛用されているとのこと。
※日本語版は、The New Division社と株式会社ワンプラネット・カフェの共同企画。
(https://oneplanetcafe.com/sdgs/)
このツール、SDGsについて考える際にとっても使いやすいんです。
ぜひぜひたくさんの企業様で使っていただきたい!と思い、今回は私たちがこのアイテムを使ってどのようにミーティングをしたかについてご紹介します。
「SDGsの取り組みを進めたいけど、企業(部署)として具体的に何をすべきか分からない」
「自分たちが行っている取り組みが、SDGsの目標に貢献できるかどうか知りたい」
といった方がいらっしゃれば、ぜひ、ターゲット・ファインダーを活用して目標とする番号を決めてみてください。
インバウンド事業「ハコボウヤ」でSDGsの目標を決めようと考えたきっかけ
高速オフセットでは、「ハコボウヤ」というサービスを提供しています。
訪日外国人をターゲットにした、インバウンド向けのサービスです。
「地域の伝統産業やmade in JAPANの商品を海外に売る」というビジネスモデルで、地域貢献にもアプローチしています。
お客様のお悩みから生まれたサービスですが、1年、2年と続けていくうちに使ってくださる企業様も増え、「世の中にニーズがある」ということを確信しました。
そして、先日プレスリリースを出した通り、ハコボウヤを使うことで1カ月に100万円以上の売上を出す店舗様も出てきました。
サービスをより拡大し、より地域活性化につなげていくために。
5年、10年と事業を続ける上で、持続可能な事業モデルを確立していきたいといった思いがありました。
“持続可能”という観点から、SDGsの目標にも関係があるのでは?と考え、ハコボウヤが目指すビジョン・ミッションに合わせてSDGsの目標番号を調べることにしました。
しかし、メンバーのSDGsに対する知識はバラバラ。
インターネットで検索して17の目標を見ながら「これが当てはまるかな?」「これもマッチしているかもしれない」と議論しますが、何にせよ自信がありません。
そこで思い出したのが「ターゲット・ファインダー」。
実は、ワンプラネット・ペーパー協議会のメンバーが使っているのを見て、「いいな!」と思い購入したものです。
さっそくこのカードを広げ、ハコボウヤの事業にどのSDGsの目標が当てはまるのか?をメンバーで検討していきました。
SDGsの目標に対する迷いがなくなる!? 169のターゲットにも注目
ターゲット・ファインダーは、SDGs17の項目と169のターゲットをカード状にしたものです。
ぱらっと広げると、
改めて、こんなにもターゲットがあるんだ!とびっくり。
表面は、169のターゲットのアイコンと、スローガン。
裏面は、そのターゲットに関する名言やデータなどが書かれています。
私たちがこのターゲット・ファインダーを使う前にメンバーで話し合った時、ハコボウヤに当てはまるSDGsの目標としては
9.産業と技術革新の基盤を守ろう
→ハコボウヤという新たなサービスを使うことで、地域産業や技術革新の基盤を守ることができるのでは?
11.住み続けられるまちづくりを
→地域産業を守ることは、まちづくりにも貢献できるのでは?
の2つの目標を挙げていました。
そこで、この目標のカードを抜き出し、ターゲットをすべて見てみたのですが…イマイチ当てはまる!と思うものがないのです。
次に、別の目標のターゲットも見てみることに。
表をパラパラみていると…
「8.働きがいも経済成長も」の中に、「8-9 有益で持続可能な観光業の促進」というターゲットがありました。
2030 年までに、雇用創出や各地の文化振興・産品販促につながる、持続可能な観光業を推進する政策を立案・実施する。
「持続可能な観光業」という言葉が、ハコボウヤが目指す地域貢献モデルにぴったり当てはまります!
さらに、裏面の言葉を見てみました。
「旅行産業が世の中のためになるよう導くことだ」――そう、そうなんです!まさにハコボウヤが目指す理想なんです。
観光立国として魅力ある日本。
そこには、きっと世界をプラスに導く力があるはず。
おもわず、チームのみんなで「これだ!」と盛り上がってしまいました。
カードを読み進めていくうちに、別のメンバーが「これも当てはまるのでは?」と別の目標をピックアップしました。
「12.つくる責任、つかう責任」の中の「12-B 持続可能な観光業を測定する手法の開発と導入」です。
雇⽤創出、地⽅の⽂化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する⼿法を開発・導⼊する。
このカードも、説明を読んだ瞬間に「これだ!」と盛り上がりました(笑)。
ハコボウヤでは、地域の産品を海外へ売るお手伝いをするサービスです。そして、これまで海外配送する際に手書きだった伝票をデジタル化することにより顧客の購買行動を知ることができ、地産品のさらなる売上アップに繋げることを狙いとしています。
受け入れ国の人々にも利益を生み、旅行者に刺激的でためになる休日を提供できるよう努めています。
持続可能な観光を実現するために、地域住民と旅行者の両方に利益をもたらしていく。ハコボウヤの目指す未来はまさにそういう在り方なのだと、このターゲット・ファインダーを見ていて改めて実感しました。
みなさんもぜひ、ターゲット・ファインダーを使ってみてください!
SDGsの目標、みなさんはどのように決められていますか?
迷いがあるという方は、ぜひターゲット・ファインダーを使ってみてください。
169のターゲットをじっくり見てみると、意外と思っていた目標ではないところにヒントが隠れているかも。
表面の説明をじっくり読んで選ぶも良し、裏面の名言や関連メッセージを読んでピンとくるものから考えていくのも良し。使い方は自由です!
ワンプラネット・カフェ様のYouTubeでは、ターゲット・ファインダーの説明やワークショップの様子などを掲載されています。
●ワンプラネット・カフェ様YouTube
https://www.youtube.com/@oneplanetcafe4917
また、以前コラムへの掲載にご協力いただいた株式会社山櫻様も、各部署でターゲット・ファインダーを使われているそうです。
ターゲット・ファインダーは弊社でもお取り扱いしております。
購入したいという方はお問合せフォームにてご連絡ください。
ぜひ、SDGsを推進する時の参考にしてみてくださいね!
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