高速オフセットでは、このたび堺市にある商業印刷センター敷地内に新工場を建設いたしました。
工場の建設に着手しはじめたのは、昨年の8月のこと。
更地だった敷地は着々と工事が進み、爽やかなブルーの建物が完成しました。
外観の白線は、当社のロゴマークの4本ラインを表しています。
さて、この新工場ですが…実は、中には新しい機械がドン!と入っているのです。
それがこちら。枚葉機という機械です。
当社のことをよく知っている方であれば、「あれ?枚葉機ってずっと使っていたんじゃないの?」と思われるかもしれません。
そうなんです。今回の新工場建設にあたって、これまで使用していた枚葉機も最新設備になりました!
工場見学について
当社へ印刷物をご発注いただいている企業様、もしくは当社へ印刷物のご発注を考えている企業様向けに、印刷工場の見学サービスを行っております。
ご興味がありましたら、各営業担当までご連絡いただくか、お問い合わせフォーム「その他問い合わせ」より工場見学希望の旨お知らせください。
営業担当より折り返しご連絡し、日程等調整いたします。
※工場見学は当社設備で対応可能な印刷物のご発注を考えている企業様向けのサービスです。
※繁忙期や日によって日程の調整が困難な場合、お断りする場合がございます。あらかじめご了承ください。
※刷りたいもの、すでに刷っているものなどありましたらお気軽にお持ち込みください。
枚葉機ってどんな印刷物を作ることができるの?
枚葉機を使った印刷物で当社によくご依頼いただくものは、下記のようなジャンルがあります。
冊子(会社案内や大学案内など)/パンフレット/リーフレット/広報誌/ポスター/チラシ/カレンダー/DM/紙製ポケットフォルダー など
※過去コラムにて商品の紹介をしています。よろしければご覧ください!
また、各種環境印刷のロゴラベルやマークを付けることもできます!
FSC®認証紙/ベジタブルインキ/バイオマスインキ/Non-VOC/など
※各種ロゴマークやインキのコラムは下記をご覧ください。
ですが、これらの印刷物。実は「枚葉機という機械だから印刷できる」というわけではありません。
印刷物をご提案する場において、私たち高速オフセットでは仕様やコストの面、求められるクオリティ、またはその他ご要望に合わせて最適な機械を選択し、ご提案しています。
一口に「印刷物」と言っても、皆さんの頭の中には様々なものが思い浮かぶと思います。
新聞、折り込みチラシ、DM、ポスター、カタログ、パンフレット、カレンダー…。
頭に思い浮かべてみると、その形状や用紙の種類、厚みはバラバラですよね。また、作る「目的」さえも異なります。
例えば、新聞であれば「いち早くお客様の元に正確で最新な情報を届ける」、折り込みチラシであれば「商品やサービスを認知してもらうために選定したエリアへ効果的に配布する」。
パンフレットやカレンダーなどにおいては「写真など色の再現度をきれいに出したい/ちょっと特別な質感の印刷物にしたい」など。
高速オフセットでは、お客様の求めるコストや品質、納期に合わせて、自社の保有機械の中で最適な印刷方法を選ぶことが来ます。
近年ではさらに、印刷物に対するニーズが変化しています。
「なるべく早く、しかもきれいな品質で印刷したい」といったスピードの面や、「受け取った時に心に残るような印刷物が作りたい」「SDGsに力をいれていることを示したい」といった表現力の面。
「シリアルコードを入れて1人1人違う印刷物を渡したい」「ユーザー毎に絵柄を変更することで購入欲をUPさせたい」「デジタル媒体と連動した企画にしたい」などマルチメディアを活用した販売戦略からのご依頼など、幅広いご要望が増えてまいりました。
移り変わるニーズに対して、どのように応えていくのか。
高速オフセットでは、変化に合わせた柔軟な知識と技術力、提案力の上に、さらに設備のスペックを上げることで還元していきたいと考えています。
当社の印刷クオリティをこれからも保っていくために。
そして何よりも、「こんな印刷物を作ってみたい」という声にこれからも応え続けるために、増設した新工場において、新しい枚葉機の導入に至りました。
枚葉機の詳しいスペック等は、下記「資料ダウンロードページ」よりサービス資料をダウンロードできます!
新しい機械でどんな印刷物を作ってみたい?社内でインタビューしてみた
さて、せっかくの新しい枚葉機。
社内からは「こんなお客様とこういった印刷物を作ってみたい!」という声もあがっています。
環境に配慮した用紙を使いたいご要望、例えば「会社案内冊子」や「CSR報告書」、「環境報告書」などの印刷を考えられている企業様に提案に行きたいです。FSC®認証紙をはじめとした環境配慮紙を使うのはもちろん、バイオマスインキやベジタブルインキなどの提案もできますので、新しい枚葉機を使って環境配慮への取り組みを企業様とさらに進めていきたいです。
製品カタログの表紙や周年記念誌等で「ちょっと凝った仕様にしたい」「リッチな見た目を表現したい」というお声があれば、ぜひ一緒に「疑似エンボス(凸凹感のあるような表面)」の加工を使ってみたいですね。
本機校正を必要とされる場合や、印刷現場で立ち会って品質を確認したいというご要望があれば、ぜひ高速オフセットにご相談いただきたいです。今回導入した枚葉機は速乾性のあるUVオフセット印刷機で、しかも両面が一気に印刷されます。さらに、濃度追従機能や自動見当調整機能によって短い時間で高い精度が出せ、再現性も高いんです。ご要望の色に今までよりも早く近づけることができます。
また、品質検査機能も備えているので、印刷物に万が一汚れやピンホール(穴があいたような見た目になること)が出ても、自動で検出してくれるんです。品質保持も引き続き強化して取り組んでいきたいですね。
「作りたい」「伝えたい」――。ニーズが市場にある限り、技術力や対応力を追求していく
今回、新工場にて枚葉機を導入するにあたり、印刷現場ではこんな声もありました。
枚葉機を新しくすることによって、例えば印刷標準濃度の設定等、これまでオペレーターが対応していた業務を一部機械の力で対応することができるようになりました。
空いた時間をどう使うか――品質の追求はもちろんですが、この印刷機のオプションを駆使し、印刷物の表現の幅を広げたり、当社の技術で作れるモノをさらに増やしていきたいと思います。
印刷物とは、お客様の頭の中にある企画からはじまり、デザインを経て、ようやく形になって世に出ていく。時間や人の手間がかかることではありますが、0をカタチにするというのは、関わった人すべてにおいてとても心が躍る瞬間。そしてその楽しみが詰まっているからこそ、受け取る人の心を動かすのではないでしょうか。未来のニーズに応えていくために、お客様ともワクワクしながら、幅広い技術に挑戦していくことができればと考えています。
触ってみたり、めくったり、時には書いてみたり。
アナログだからこそ生まれる魅力は、きっと人々の行動にも影響をもたらしてくれるはず。
この新しい枚葉機と共に、印刷物を見る人の心を動かすものづくりができればと願います。
「こんな印刷物って作れる?」という簡易な問い合わせでもお気軽に!
新聞/商業輪転機、枚葉機、オンデマンド機、デジタル印刷機など幅広く印刷設備を保有する高速オフセットでは、みなさまの「作りたい」に合わせて最適な機械を選び、ご提案をすることが可能です。
「こういう印刷物って作れますか?」といった簡易なご相談でもかまいません。お気軽にお電話やお問い合わせフォームにてご相談ください。
また、高速オフセットのコラムでは、高速オフセットでできる印刷物のアレコレなどをご紹介しています。制作事例などぜひご覧ください!
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