こんにちは。
高速オフセット顧問(広報担当)の昭和オヤジです。
Z世代というそうですね。21世紀生まれの若者のことです(2010年以降はα世代らしい)。
当社にも4月1日、6人が入社しました。
パソコンで印刷物のデータ処理をする高卒のDTPオペレーター2人と大卒の営業職4人です。
人事を担当する総務部で、2週間かけて会社概要説明やマナー研修を行ったあと、現場へ送り出し、3カ月間、現場研修があります。
今どきの就活生や採用について、2018年から採用・研修担当をしている33歳のT君(私の息子より若い)に聞いてみました。
――大卒は昨年6月に、高卒は9月に内定を出しましたが、1人も辞退者が出ず、全員入社を迎えられました。この間、どんな対策をしていたの?
採用・研修担当: 学生は数多くの不安を抱えていることを理解しているので、会社をアピールするより、どうすればその不安を取り除けるかを第一に考え、若手社員を入れて食事会をしたり、社内報を送ったり、定期的に日頃の近況を伺ったり、学生生活の邪魔にならない範囲でなるべくコミュニケーションを取るようにしていました。質問しやすい雰囲気づくりにも気を配っていましたね。
また、今回から新たな取り組みとして、内定者全員と採用担当で1つのグループチャットを作りました。事務連絡がスムーズになるだけでなく、内定者間もお互いの近況が分かり、不安払拭に役立ったのではないかなと思います。内定後に限らず、会社説明会から入社されるまで、“会社は選ばれる側”の心づもりで学生の皆さんと接するよう心がけています。
――8年担当してきて、「就活生変わったな」と思うところはありますか?
採用・研修担当: 昔に比べて、就活生は選考を受ける企業数が減ってきている分、事前に企業研究をしっかりしてくる人が増えたという印象があります。そのため、良くも悪くも説明会で質問する就活生が少なくなったな、とは感じます。
昔は「内定もらうのが大変だから、とりあえず関心があることをアピールして目立たねば…」という感じだったのですが、ますます「売り手市場」になってきたからではないかなと。採用担当としては、些細な事でも質問があると当社に興味をもってくれている事が分かりとても嬉しいです。あとは、SNS絡みの自己PRが増えたのも興味深いですね。「こんなことをSNSで発信しています」とか「フォロワー○○人います」とか、私の就活時代にも無かったPR方法で、時代の流れを感じています(笑)
――苦労することは?
採用・研修担当: 当社は、印刷物だけでなく、WEBぺージを制作したり、ECサイトで通販を手掛けたり、最近ではシステム開発をしてシステムそのものを販売したりと、企業理念の「『伝えたい』を伝わる形に」ということを幅広くやっている会社なのですが、求人サイトでは、やはり「印刷業」のくくりに入るので、需要が減っている産業だよね、と見られがちです。それを「そうじゃないですよ」と説明することですね。
さらに、どの企業でもそうでしょうが、コロナ禍を経てWEB面接が主流になり、1次面接はオンラインが一般的となってしまったので、所作とか雰囲気とか人間性が出るところが分かりにくくなったことですかね。
――うれしかったことは?
採用・研修担当: まずは、内定者が数ある企業から当社を選んでくれたことですね。内定連絡する時は、実は私も非常に緊張しているのですが、入社の意思を示してくれた時は本当に嬉しいです。
会社説明会から入社後の新人研修まで、1年以上の期間を一貫して担当させていただいており、新入社員の皆さんには思い入れが深くなっているので、入社後に活躍されて、しっかり評価されているのを見聞きした時は自分事のように嬉しいです。他にも、1次面接の面接官も担当しているのですが、自分が「この学生は内定が出るんじゃないか」と予測して次の選考に進めた学生が、役員面接でも評価を受けて、実際に内定が出たときは、見る目は間違っていなかったと密かにガッツポーズをしています(笑)
***
Z世代はデジタルネイティブ。SNSも当然のように使いこなし、さまざまな情報の洪水の中で育ちました。少子化もあって売り手市場で、転職の壁も低くなっているばかりか、会社を辞める時も自分で直接意思表示しないで「退職代行業」に頼むという若者も増えています。
そんな中で、採用担当者の意識改革も企業にとっては大きなタスクなんだと思えました。
***
最後に、入社式で社長の島田智がどんなあいさつをしたか、抜粋を紹介します。
「短く簡潔に」がモットーで(というか自分でも『僕はいらち(せっかちの関西弁)』と言っていますが)、2分ほどでしたね(笑)。
社長メッセージ
我々の企業理念の第一は「『伝えたい』を伝わる形に」です。時代がどんなに変わろうとも、AIがどんなに進化しようとも、何かを伝えたい、だれかと共有したい、喜び楽しみを分かち合いたい、時には悲しいことも伝えたい、という人の心は不変です。
その形のない思いを形にすることで、世の中の役に立ちたいというのが、高速オフセットの第一ミッションです。それを提案して利益をあげさせていただく、そのミッションに皆さんの力を貸してほしいのです。
そのためには新しいアイデア、全く違った視点が何より必要です。これが皆さんへの一番の期待です。明るく、前向きに、面白い仕事をしましょう。
期待しています。
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