「超!高速」のデッカイ横文字。
それを指し示す、スーツ姿のイラスト社員(イケメン、イケジョだなぁ…)の人差し指――。
高速オフセットでは25日から29日にかけて、毎日新聞朝刊の全国版に初の全面カラー広告を出しました。
期待・想像・印刷の枠を「超える」
新聞の読者に「何これ?」「どこの会社?」と思ってもらい、Webサイトで「高速オフセット」を検索してもらえたら成功だと思っていました。
で、結果はというと…。
PV(ページビュー)は増え、早速、商売上の問い合わせもいただきました!!!
広告効果を確認。
「超!ウレシ~」。
さて、広告デザインからは、「超」は、期待を超える、想像を超える、印刷の枠を超えるの3つの「超」だと分かります。
これはもう高速オフセットの意気込みでもあります!
ではなぜ、それらをまとめて、メインコピーが「超!高速」になったのか。
実は、事前に案を見せてもらった私にも分かりませんでした。
受け取り方いろいろ。それが狙い?
こんなこと言ったら怒られるかもしれませんが、初めてゲラを見せてもらった時、私の頭に思い浮かんだもの。
それは2004年のアテネ五輪100m平泳ぎで金メダルを獲得した北島康介選手が、インタビューで開口一番発した「チョ~ 気持ちいい!」でした。
「高速オフセット」は印刷業界やお得意先、毎日新聞グループで「高速さん、高速さん」と呼ばれています。
だからこそ、「これまでの高速オフセットを超える」というようなニュアンスでコピーを付けたのでしょうか。
他の社員にも、この広告の印象を聞いてみました。
「ドラゴンボールの超サイヤ人を連想する!」
「5G回線のように、めっちゃ早くて繋がりやすいイメージ?」
なるほど、それぞれの社員の年齢によって、どうも受け取り方が異なります。
もっと深読みすると、「速さを競う時代は、もう終わったよ」という意味なのかもしれません。
「速さを競う時代じゃないよね」と。
「さまざまな意味で受け取ってOK!」が本当の狙いなのだとすれば、我々はデザイナーの掌の上で踊らされているのでしょう。
広告はパッと見て分かるアイキャッチが大切ですが、こんな風に受け取る相手によって「おや?」と思わせるのも、有効な手法なのでしょう!
読者を紙からWEBへいざなう
広告では、高速オフセットで売り出し中の
「オリジナルの先端技術! オフセット輪転機での抗菌印刷」、
「SDGsの全17項目対応のエコ用紙<バナナペーパー>」、
「海外への販売や物産を支援!越境EC HAKO-BU.net」
のWebページへいざなうQRコードを貼り付けました。
テレビのCMなんかで良く見た「続きはWebで」の考え方ですよね。
今や時代はSNSだから「続きはWebで」なんて古い!と言う人もいるかもしれません。
しかし、私が言いたいのは、紙には紙、WebにはWeb、SNSにはSNSの特性があり、それぞれの読者・ユーザーがいる。
彼らをぐるんぐるんと動かそうじゃないか!ということ。
メディアミックスをどんどん加速させていく。
それこそが「超!高速」なんじゃないか、と。
印刷とデジタルは「対立」「背反」ではなく、「融合」「共鳴」なんだ。
それを実感した<広告の冒険>でした。
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