地域産業×インバウンド事業支援の一環で、この度奈良県の企業様とともに「日本酒のミニ缶」を作りました!
実はこのミニ缶。なんと「海外へ輸出して販売する予定」なんです。
そして、なんとなんと…企画はもちろんですがラベルシールのイラストや印刷も高速オフセット内で行いました!
今回は、NARASAKEミニ缶企画製造にまつわる裏話をちょこっとご紹介します。
1.そもそも、日本酒を180mlミニ缶にしたのはなぜ?
日本酒というと、瓶の形を想像される方が多いと思います。
よくあるのが720mlサイズ。でも、瓶って割れやすくて重たいですよね。
「重たい」「割れる」「かさばる」は、海外への輸出に特に不利。
送料が高くなったり、届いたら割れていたというリスクにもつながります。
また、お土産として購入して自国に持ち帰る際も、瓶ってなんだか割れやすいし重たいし…というネガティブなイメージがありますよね。
そういった「海外輸出」「インバウンド需要」へのデメリットをなくすために、今回は奈良の酒蔵2社とコラボし、180ml缶を企画しました!
180mlにすることで、下記のようなメリットが生まれました。
POINT1. 重さ、割れにくさを解消
缶にすることで、日本酒の瓶を海外配送する際にデメリットとなっていた「重さ」「割れにくさ」を解消し、輸送の負担を減らしました。
POINT2. インバウンド需要を見据え、「お土産品」としての認知拡大にも期待
お土産品として手に取りやすいミニ缶サイズにしたことで、数種の日本酒を購入して飲み比べすることも期待できます。また、「缶」という形状のためコップが不要。購入してホテルで飲むなど、日本酒を飲んでもらう機会の創出が期待できます。
POINT3. 飲み切りサイズで「おもてなし品」としても利用可能
飲み切りサイズのため、ちょっとした移動時間やすき間時間に飲むことができます。空港のラウンジや飛行機内のサービス、またはホテルのウェルカムドリンクとして企業様にご採用いただくことも想定しています。
2.イラストとシール印刷は自社で対応!
ミニ缶のラベルシール、水彩タッチのイラストがとってもかわいいですよね。
実は、高速オフセットのデザイナーがイラストを手掛けているんです!
日本酒づくりに欠かせないのが「水」。
清流・吉野川で知られる通り、奈良は酒造りに適した自然に囲まれ、多くの酒蔵が「奈良の酒」のブランドを確立してきました。
大自然が育んだ米の旨味、そして鍛え上げられてきた職人の織りなす酒造りの技…奈良の清らかな風景と人によって受け継がれてきた伝統の味を、現代の方々の心にじんわり広がるようにと願い、優しい水彩タッチで描きました。
「乾杯するときにちょっとした仕掛けに気付いてもらえれば」と、イラストにちょっとした遊び心を盛り込んでいます。
2つの缶をくっつけると、鹿と鹿が挨拶をしているような雰囲気に!
3.海外販売の今後の展開は?
「このミニ缶、どうやって海外に販売していくの?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
高速オフセットでは、現在「CANpai Bites」という日本の食文化を海外へ広めるプロジェクトを進めています。
CANpai Bites「日本文化・食習慣をどんな場所でも気軽に楽しめるライフスタイルを提案」するプロジェクトで、過去にはシンガポールで開催された日本食の展示会に参加したことも!
この展示会をきっかけに、ホテルやバーでの日本食の提供や商品を活用したメニュー開発が現在進行しているんです。
一言でいうと、「日本の食文化を海外に輸出して販売する」というプロジェクトですね!
また、ミニ缶はインバウンド向けにお土産品として各店舗で販売することも想定しています。ホテル業界や鉄道・航空業界様との商談も進行予定です。
※NARASAKEミニ缶を取り扱いたい!という企業様がいれば、ぜひお気軽にお問合せフォームよりご連絡ください。
SDGsの目標8,12,17に貢献することを目指します!
CANpai Bitesプロジェクトは、SDGs以下の目標に貢献することを目指し、各ターゲットに取り組んでいます。
SDGs 8番:働きがいも経済成長も
ターゲット 8-3:雇用創出や起業を支援する政策の促進
NARASAKEの新たな販路を開拓することにより国内の雇用創出、及び需要の拡大を目指します。
ターゲット 8-9:有益で持続可能な観光業の促進
NARASAKEの認知拡大により、地方観光におけるインバウンド需要の取り込みを加速させます。
SDGs 12番:つくる責任 つかう責任
ターゲット 12-3:世界の一人あたりの食料廃棄を半分に
飲みきりサイズのミニ缶にすることでフードロスに繋げます。
ターゲット 12-B:持続可能な観光業を測定する手法の開発と導入
ミニ缶の販売データを集めることで、文化振興や産品販促に繋げます。
SDGs 17番:パートナーシップで目標を達成しよう
ターゲット 17-17:効果的なパートナーシップの奨励
CANpai Bites事業では、3社がパートナーシップを組んで海外向けに日本の商品を販促していく予定です。また、今後のビジョンとして公的・官民・市民社会と繋がりをもち、日本文化の認知拡大や伝統継承にアプローチしてまいります。
高速オフセットではこの「NARASAKEミニ缶」を機に、日本各地の趣向を凝らした日本酒を世界へ広げることができればと願います。
日本酒業界の担い手不足や国内での需要問題、そして何よりも日本の伝統文化の継承を目指し、JAPAN BRANDを確立するサポートを進めます!
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