「伝えたい」を伝わる形に。 株式会社高速オフセット

子どもを弱視から守るために。マグネット「みえるかな?ドーナツたべたのだあれ?」

2022.11.21

桃山学院大学・高橋ひとみ名誉教授監修で、幼児対象に視力検査の練習ができる マグネット「みえるかな?ドーナツたべたのだあれ」(以下、マグネット「たべたのだあれ」)のお取り扱いをしています。

それが、こちら!
みえるかな?ドーナツたべたのだあれ視力検査キット
かわいい動物が並んでいてお子様にも親しみやすいデザインです♪

突然ですが皆さんは、「子どもの弱視」を知っていますか?
そして、6歳頃までに目の異常や疾病を発見し治療すれば弱視にならないことを知っていますか?

マグネット「たべたのだあれ」は、桃山学院大学・高橋ひとみ名誉教授の「早期発見により子どもを弱視から守るために」という想いから生まれました。本日は、子どもの弱視を簡単に解説するとともに、マグネット「たべたのだあれ」をご紹介します。

弱視とは?

ヒトの視覚は発達する時期(感受性期)が決まっており、生後3ヶ月~1歳6ヶ月頃をピークとし、6~8歳頃には終了します。この時期に視覚の発達を阻害する異常や疾病があると、視覚の発達が遅れたり、停止してしまいます。
(参考元:髙橋ひとみ・衞藤隆 『3歳からできる 「たべたのだあれ?」 視力検査

発見が遅れると、眼鏡をかけても一生ハッキリ見えなくなります。
これが一般的な弱視(医学的弱視)です。

視力検査イメージ

眼の異常や疾病を感受性期に発見し、治療を開始すれば弱視にならない⁉

視覚の感受性期のピークは生後3ヵ月~1歳6ヵ月ですが、自覚的視力検査(自分で見えているかを判断する視力検査)が可能になるのが3歳頃です。3歳頃に眼の異常や疾病を発見し、治療を開始すれば、小学校入学までには良好な視力の改善が期待できます。

しかし、3歳からの視力検査は法律で定められているものの、「時間がかかる」「子どもが真剣に答えているのか判断がつきづらく、信憑性がない」などの理由で、視力検査の実施率が低くなっている現状があります。

3歳児の視力検査実施統計グラフ

また、3歳児健康診査の視力検査は、健診を管轄する自治体の93.7%が、視標(※1)を家に郵送し、一次視力検査を親に委ねています。しかし、家庭での視力検査は検査距離や片眼遮蔽には問題があり、正確な視力検査は難しいのです。なにより、抽象的なランドルト環(※2)にお子様が慣れていません。「空いているところを教えて」と尋ねても、「真ん中を指差す」子どもが多くいます。
※1 視標:視力検査に用いるマーク
※2 ランドルト環:視力検査に用いられているアルファベットの「C」のようなマーク

これらの問題から、高橋ひとみ名誉教授は「たべたのだあれ?視力検査」を考案しました。

高速オフセットは、『「たべたのだあれ?視力検査」をご家庭で気軽に取り入れられるようにしたい』と相談を受け、高橋ひとみ名誉教授の研究に賛同し、子どもの弱視への知識が1人でも多くの方に伝わるようにマグネット「たべたのだあれ」の製造を共同で行い、販売サイトにて取り扱いをしています。

商品化に向けた想い

 商品化をするにおいて、高橋ひとみ名誉教授はご家庭で気軽に取り入れられ、お子様に楽しみながらランドルト環に慣れてほしいという想いがありました。
しかし、商品化するには材料費などの費用がどうしてもかかってしまいます。高速オフセットでは、できるだけ材料費+製造費+梱包納品代を抑える努力をしつつ、白板や冷蔵庫に貼って使え、生活の一部として取り入れやすい「マグネット素材」で販売をすることに決めました。

どうやって視力検査の練習をするの?

どうやって視力検査の練習をするのか気になりますよね?

遊び方は簡単!
マグネット「たべたのだあれ」では、ランドルト環をかじられたドーナツに見立て、「ドーナツたべたのだあれ?」とお子様に尋ねるクイズです。

みえるかな?ドーナツたべたのだあれ?視力検査キット 遊び方

はじめに、大きなドーナツを使って挑戦。
慣れてきたらランドルト環(C)を使って挑戦してみましょう。

お子様はクイズを楽しみながら「ランドルト環の切れ目」の答え方に慣れることができます。そして、クイズの続きとして視力検査を受けるので正確な検査ができますよ♪

マグネットたべたのだあれをしている子ども

マグネット「たべたのだあれ」販売サイトはこちら

高速オフセットが運営を行う「Kamittel」または「p.p.products」各サイトにてご購入いただけます

楽天店

Yahoo!店

Amazon店

みえるかな?ドーナツたべたのだあれ?視力検査キット

高橋ひとみ名誉教授のYouTubeでは、マグネット「たべたのだあれ」を遊ぶまえに見てもらいたい動画も展開しています♪

高速オフセットは人と環境と世界にやさしいモノづくりを普及します

「子どもの弱視」に関する知識が1人でも多くの方に広がるように。
最後に、高橋ひとみ名誉教授にこの商品に関するメッセージをいただきました。

 
 お子様を弱視から守ってあげてください。

 弱視になると、眼鏡をかけても一定以上の視力はでません。メガネをかけても、 一生ハッキリ見えません。そのため、将来の職業も限定されます。 子どもは「弱視になりたくないから視力検査を受けたい」とは言いません。 子どもは、ハッキリ見えた経験がないから「見えにくい」とは言いません。

 さらに、幼児期は、外界の情報から多くのことを学ぶ時期です。

 「ハッキリ見えていない」と、情報量が少なくなります。マグネット「たべたのだあれ」では視力検査はできませんが、お子様が「ハッキリ見えているか」の目安になります。

 「ハッキリ見えていない」ことが分かれば、三歳児健診(視力検査)を待つことなく、眼科医院を受診してください。幼児の医療費は無料ですし、弱視の治療用メガネも上限はありますが無料です。

また、冷蔵庫などに貼付したマグネットを日常的に目にすることにより、祖父母の老視(老眼)の進み具合や、親御様の眼精疲労による視力低下もチェックできます。

「幼児を弱視から守る」目的以外にも、ご家族の視力管理のツールとしても使えます。

 

 
PROFILE
桃山学院大学 高橋ひとみ名誉教授

桃山学院大学 高橋ひとみ名誉教授

桃山学院大学(法学部教授)において、「健康科学概論」「子どもの遊びに関する諸問題」(演習)などを担当。専門は健康教育学分野で、長年近見視力をテーマにした研究に取り組んでいる。
絵本でランドルト環に慣れてから視力 検査を行う「たべたのだあれ」視力検査キットのアイディアが今後のスタンダードな幼児の視力検査法になるとの評価により経済産業大臣賞を受賞。すべての子どもが公平に義務教育を受けられるようにと、全国の幼稚園・保育園で幼児の視力検査を実施し、検証結果を日本学校保健学会、日本公衆衛生学会、日本健康教育学会、日本小児眼科学会などにおいて学会発表および論文発表を展開している。

高速オフセットは、人と環境と、世界にやさしい社会を目指して、高速オフセットではこれからも様々な企業団体様のサービス実現に努めてまいります。

※今回のコラムは、桃山学院大学 高橋名誉教授監修の元、掲載しています。
※非正規品にご注意ください。
※商品に関するお問い合わせや取材は、お気軽に高速オフセット内お問い合わせフォームよりご連絡ください。

 

 

 

 

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