気づいたら、エシカル消費が日常に。印刷現場から生まれた商品「エシカルノート」を楽天市場・Amazon・Yahoo！ショッピングで販売開始！

2024.04.16

SDGs・環境対応印刷製品 KAMIKEN

高速オフセットでは、このたびECショップ「Kamittell（紙ってる）」にて、エシカルノートの販売を開始します！

KOUSOKUマガジンでもよくご紹介しているエシカル紙を使ったオリジナルノート。
これまで、BtoB向けとして企業の皆さまからのご依頼を受けて様々な紙製品を作ってきましたが、「もっともっと一人ひとりがエシカル消費を選ぶことで、サステナブルな社会を広げていきたい」また、「子どもから大人まで多くの人の手に手軽に触れるきっかけを作りたい」と思い、楽天市場・Amazon・Yahoo！ショッピングでの販売を開始しました。

実は、この販売活動。当社の印刷職人さんが考案したんです…！
今回は、このエシカルノートの魅力や販売するにいたったきっかけをご紹介します。

ちょっぴりおいしそうなネーミング！？　ノートのラインナップは4種類

エシカルノートシリーズは、中の用紙はkome-kamiを使用し、表紙は4種類の当社で取り扱っている廃棄されるはずだった「植物や食材」を使って作られた紙を使用しています。
※kome-kami…通常廃棄されてしまうお米を混ぜて作られた用紙。詳しくはこちらのコラムをご覧ください。

キーワードは「○○×お米」！
「植物や食材」とkome-kamiの「お米」を掛け合わせることで、面白く手に取ることができるノートを考案しました！

エシカルノート「あんころもち」

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小豆×お米で「あんころもち」。なんともお腹が減ってくるネーミングですね。

こちらのノートは表紙に小豆殻CoCを使っています。
小豆殻CoCは廃棄されるはずだった小豆の殻を配合した用紙。色や柄が本当に特徴的な表紙です！

※小豆殻CoCについてはこちらのコラムをご覧ください。

エシカルノート「にんじんごはん」

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こちらは、「にんじん×お米」でにんじんごはん。
野菜など加工する過程でどうしても発生する皮など、捨てられる部分を活用して作られたフードロスペーパー「vegi-kami」を表紙に使用しています。

つぶつぶの質感がなんともいえない愛くるしさがありますね。
お子様の落書き帳として使う時に、「この紙はにんじんさんからできてるんだよ」「こっちの紙はお米でできているんだよ」なんて会話が生まれそう。

エシカルノート「お茶漬け」

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「お茶×お米」でお茶漬け！
緑茶を淹れる際にでてくる茶殻を漉きこんで作られた用紙を表紙にしました。

和っぽい雰囲気が特徴的！なんだかお茶の香りが感じられそうです。

落ち着いた雰囲気もあり、お稽古・習い事のメモに使いたいなと感じました。

エシカルノート「むつひかり」

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「東北×お米」でむつひかり。
こちらの表紙は東北コットンCoCを使用しています。

東北コットンCoCは綿の茎繊維と、森林認証パルプを混ぜて作られる用紙。東北大震災による津波による塩害を受け、稲作等が困難になってしまった農家さんを支えようと始まった「東北コットンプロジェクト」の一環で作られた用紙です。

※東北コットンについてはこちらのコラムをご覧ください。

東北地方のかつての呼び名「陸奥国」と、お米っぽい呼び名をかけあわせて「むつひかり」。また、この商品の需要を増やすことで被災地の活性化につなげたい、明るい未来を目指したいとの思いから、「ひかり」という言葉を選びました。

いずれもサイズはA6変形（ハガキサイズ）で、850円（税込み／送料無料）で販売しています。

BtoB向けの印刷も可能です！オリジナルデザインもお任せください

企業の方やデザイナー様等で「オリジナルデザインのノートが作りたい！」というお声がありましたら、ぜひ公式サイトのお見積りフォームにてお気軽にご相談ください。

用途（イベント・ノベルティ・記念品など）に応じて仕様の変更が可能です。

サステナブルな社会を推進するための、一般消費者向け販売という選択肢

エシカルノートの販売にあたり、今回商品の企画・制作をされた印刷職人さんに話を聞いてみました。

Q.なぜ「エシカルノート」シリーズを楽天で販売しようと思った？

高速オフセットの主軸は、企業様からのご依頼を受けてオリジナル商品を作りだす受注産業です。ですが、お客様のご依頼をカタチにするだけでなく、私たちの積極的なアクションで、もっと多くの人に色んな食材や植物が入った「面白い用紙」があることを知ってほしい。そしてそれを広めていき、エシカル消費を選んで欲しいと思いました。

そこで、高速オフセットにはアイデアをカタチにできる「印刷」という技術があるので、思いついたものを作って、一般の方にも手にわたりやすい楽天市場で世に出すことに決めました。

一般消費者の方がECサイト等を通じて輪が広がっていく。例えば、ある人がエシカル紙を知り、いいなと思った人が私たちのエシカルノートを使い、それを見た人が「このノート面白いね」と興味を持ち、そのノートの紙について話し広げる。すると、必然的に社会にエシカルな用紙への関心が連鎖していき、需要が生まれるのではないか、と。

Q.「お茶漬け」や「あんころもち」など変わった名前にした理由は？

「エシカル消費」と聞くと、横文字で少し難しい感じがしませんか？私もしていました。そこをどうにかして、日常の中に、何気ない気軽な感じで取り入れる事ができれば、難しさもなくなるのではないかと。
そこで、「気づいたらエシカル消費だった！」というフレーズを念頭に置いて用紙を眺めていた時に、日本人の日常に欠かせない「お米」と他の用紙を組み合わせて何か面白いことができるのでは？と思って、このシリーズができました。

Q.今後、別のラインナップ展開はあるのか？

今回は日常にさらっと使ってもらいたいという想いもあり、かつ表紙の用紙がもつ「味」を出したかったということもあってシンプルにしましたが、デザイナーとコラボした表紙の展開を考えています。
用紙のコンセプトやストーリーで選ぶというのも1つの楽しみではありますが、やはり紙製品の醍醐味は、そこに描くデザイン1つで商品力が変わってくるのかなと。

当社には営業、クリエイター、印刷職人と様々な部署に個性ある人がいます。そして、たくさんの企業様の印刷商品を生み出すお手伝いをしています。多様な考えがコラボするからこそ生まれるアイデアやデザインをカタチにしていきたいですね。