12月4日~6日、東京ビッグサイトで開催された「エコプロ2024」に出展してまいりました!
昨年出展した際は子どもたち向けの啓発活動「紙研究所」を展示しましたが、今年は「企業の方々がSDGsの目標に向けてどんな取り組みをしているか、じっくりお話ししたい!」という想いがあり、やや大人向けの展示を行いました。
今回のコラムでは、ブース出展における概要、展示物、当日のブースの様子をコラムにてご紹介いたします。
また、当日配布した資料についてもご案内しますので、「当日資料をもらい忘れた…」という方は、ぜひお気軽にご活用ください。
今年もブースはすべて手作り! 4つのサステナブル紙をテーマに展示
ブースでは、「古紙」「認証紙」「アップサイクル紙」「フェアトレード紙」という4つのサステナブル紙をテーマに取り上げました。
それぞれの用紙ごとに、印刷製品や紙をテーマとした啓発活動を紹介しています。
ちなみに、ブースの企画やデザイン、印刷はすべて高速オフセット社内で行っています!
短期間で仕上げたブースですが、「ブースの写真を撮っていいですか?」と聞かれることもしばしば。大学生から企業の方までみなさん写真を撮っていて、高評価をいただけたブースでした。
たくさんの方にご来場いただいたブース。簡単にですが、4つのブースにて展示していた内容と資料をご紹介します♪
1.古紙ブース
昔から新聞やスポーツ紙として広く使用されている古紙は、リサイクルで再び紙として使うことができる紙です。近年では、教育紙や包装紙などとして扱うことも増えました。
高速オフセットでは新聞工場見学を実施しています。古紙に触れる機会が少なくなってきたからこそ、工場見学では実際に古紙に触れたり、印刷職人による色合わせ等の技術を間近で見学してもらっています。
▲古紙ブースにて展示したパネル。古紙を使った取り組みなどを紹介。
ブースでは、日本の古紙回収率についてもお伝えしました。
日本の古紙回収率ってなんと81.6%もあるんです(出典:経済産業省「紙・パルプ統計年報」、「紙・印刷・プラスチック・ゴム製品統計年報」、財務省「貿易統計」)。日本のリサイクル意識の水準は世界的に見ても高いこと、そして継続していくことの大事さも共有しました。
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2.認証紙ブース
FSC®認証紙のご紹介と共に、印刷物に掲載できるロゴマークや、クリアファイルの代替品として人気の高い「紙製クリアファイル」をご紹介しました。
特に紙製クリアファイルが人気で、企業に属さない大人の方も「欲しい」とお声がけいただきました!
・意外としっかりしているし、触り心地も好き。
・展示会やイベント時で使い捨てするならこれで十分!
といったポジティブな意見をいただき、あらためて紙製クリアファイルの普及に取り組んでいきたいと感じました。
▲紙製クリアファイルの案内パネル。「サンプル欲しいです」の声も多数!
また、エコプロ来場者の方は既にFSC®認証紙やロゴラベルを知っている方が多い印象でした。
当社ではFSCラベル以外にも、ベジタブルインキや水なし印刷(バタフライマーク)などインキや印刷方法で環境対応も啓発しています。合わせてご紹介をしました!
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3.アップサイクル紙ブース
個性豊かなアップサイクル紙は、特に廃棄問題に注目される企業様や、個性を大事にされるデザイナー様にお選びいただいています。
▲アップサイクル紙の案内パネル。イベントやワークショップでの採用も。
展示では実際にアップサイクル紙に触れていただいたり、当社デザイナーがアップサイクル紙を使って作った製品を展示しました。
「アップサイクル紙の資料が欲しい」の声も多く、用意していたSDGs用紙サンプル帳は在庫切れに…。下記からお問い合わせいただければ郵送いたしますので、もらいそびれた!という方はお気軽にお申し込みください。
「紙に小豆色や生成色と色が付いているので、どのようにデザインをすれば紙が映えるのか?」を調査しながら製品を手に取ってみてくださる方が多かったのも印象的です。
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4.フェアトレード紙ブース(バナナペーパー)
最も足をとめていただいたのがバナナペーパー。
バナナペーパーをまだ知らないという方が多数でしたが、
・既に名刺でバナナペーパーを使っています
・去年の展示会でバナナペーパーを知りました
・大学でバナナペーパーを研究しています
・だいぶ有名になりましたよね
・さっき、他のブースでバナナペーパーを見かけました
という声が。
中には、「プレスリリースでバナナペーパーを見て、実物を見たり触ってみたかった」なんて嬉しい声も…!
また、当日は高速オフセットがこれまでバナナペーパー事業を行って貢献できたことについても展示。
▲バナナペーパー・貢献度のパネル。たくさんの方に足を止めていただいた。
こちらのパネルを特に興味深く見る方が多く、「人々の賃金に貢献できる紙」ということに驚かれている様子でした。
当日はザンビア現地調査後に制作した「バナナペーパー・チームボイス集」や「バナナペーパーグッズカタログ」を用意していたのですが、最終日に在庫切れし、やむなく子供向けの啓発冊子をお配りするほど人気でした。
チームボイス集・グッズカタログ共に下記より無料で資料請求が可能です。お気軽にご活用ください。
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877人から始めるバナナ名刺プロジェクトの申し込みが続々!
今回の展示会では、11月15日にスタートした「877人から始めるバナナ名刺プロジェクト」の第二回募集を行いました。
※プロジェクト詳細はプレスリリースをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000134.000090597.html
この取り組みは、バナナペーパーの更なる使用拡大を目的としています。
高速オフセットでは、人にも、動物にも、環境にも、みんなにやさしいこの用紙の普及を進めるべく、このプロジェクトをスタートしました。
最も「使ってもらいやすい」「広げやすい」「会話が生まれやすい」のが名刺。
サステナブル紙啓発チーム「KAMIKEN」オリジナルデザインで、無料で10枚だけおつくりするというプロジェクトです。
バナナペーパーはフェアトレード紙ということもあり、「値段の面で取り入れることができなかった」という企業様が多くいらっしゃいます。
また、会社として違う用紙を使うことが決められているので、名刺を作ってみたいけど作れないという方も一定数おられるようでした。
バナナ名刺プロジェクトでは、自社の名刺としてお使いいただくのはもちろん、SDGsの取り組みをする際のセカンド名刺や、個人の名刺としてもお使いいただければと考えています!。
「バナナペーパーをとにかく普及したい」というこの取り組みは、多くの方にご賛同いただけました。
・バナナペーパーが、特別なものではなく、ごくごく一般的に普及される日を願います。
・お渡しする方の反応も楽しみです。
・まずは知ってもらうことが大事だと思っています。色々な方にお伝えしたいと思います。
といったご感想もいただき、プロジェクトを応援してくださってとても嬉しいです。
ご応募いただいたみなさまには、1月末を目途に郵送させていただきます!もうしばらくお待ちください。
★バナナ名刺プロジェクトは今後も各展示会にて継続予定です。日程が決まり次第、プレスリリースやメールマガジンにてご案内いたします!
制作したノベルティや珍事件は後日ご紹介!
今回のマガジンではブースの概要をご紹介しましたが、後日、配布したノベルティや、「行列ができた珍事件」などをご紹介いたします。お楽しみに!
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