前編記事「【広報担当者様向け】withコロナ時代に「違い」を生み出す! パンフレットやチラシの作り方」に引き続き、編集担当者がパンフレットやチラシを作る上で大切にしたいポイントをご紹介します!
以下のような人にオススメ
- ・企業の広報担当者様
- ・新規顧客にアプローチする方法を探している方
- ・コロナ拡大で業績に不安を感じている方
デザインは「伝えたいこと」から逆算しよう
前編では、「伝えたいこと」をどうクリアにするかをお伝えしました。
ここまで来ればもう完成したも同然です。
というのも、制作中にありがちなのが、目的が定まらず、いいとこ取りしようと右往左往すること。
実は「伝えたいこと」を明確にするのが一番難しく、これが分かればあとは誌面に落とし込んむだけなんです。
おもむろにソフトでデザインを…の前に必須なのが、ラフデザインを作ることです。
「レイアウト」と呼ばれるこの作業で悩むことがなくなり、制作時間が一気に短縮されます。
教科書としてご紹介したいのは、『なるほどデザイン -目で見て楽しむデザインの本。-』です。
実際のデザインがふんだんに掲載され、丁寧に解説されているため、「伝えたいこと」を表現するにはどうしたらいいかが一目で分かります。
大まかな方向性が決まれば、あとは本書に従って一つずつステップを進めていきましょう。
堅苦しく考えない方がキャッチコピーは響く!
たびたび出てくる「どっちがダイジ?」を意識していけば間違いありませんが、中身の「言葉」が良ければさらに響くものになります。
いわゆるキャッチコピーですが、誤解が多いので少し注意が必要です。
有名なコピーライター・谷山雅計さんが、著書『広告コピーってこう書くんだ!読本』の中で、「常識とコピーと芸術」について語っています。
少し長くなりますが引用させてください。
たとえば、あなたの目の前に「豆腐」があると想像してみてください。
ぼくがそれを指さして、「この豆腐は、白いんですよ」と言えば、あなたはきっと「そりゃそうでしょう。見ればわかりますから」と答えるでしょう。
これが「常識」。誰でもわかることを口にするから、「そりゃそうだ」という反応が返ってくる。
じゃあ、つぎにぼくが「この豆腐の白さはね、現代の不安を象徴しているんですよ」と言えばどうなるか。
聞いた人はほとんど、「そんなのわかんない」とか「はあ?」とか、自分には理解できないという意思表示をした答えを返してくるはずです。
少し極端かもしれませんが、これが「芸術」です。(中略)そこで、つぎにぼくが、たとえば、「豆腐はね、すごく栄養があって、“畑のステーキ”みたいなもんだよ」と言えばどうでしょうか。
もしそれに対して、受け手のあなたが「あ、そういえばそうですね」と答えてくれたとしたら、それが「コピー」だとぼくは思うんです。
街中ではしばしば肩肘張ったキャッチコピーを目にしますし、実際に作る現場でも「すごいこと言ってやろう」となりがちです。
しかし、制作物には目的があり、趣旨に賛同してもらえたら目的達成です。
谷山さんが言うように、コピーの基本は「人を納得させること」。
「そりゃそうだ」の常識と、「そんなのわかんない」の芸術のあいだにあるものだと分かります。
「ラブレター」というとおおげさですが、制作物は届けたい相手をめがけて作るもの。
そう考えると、キャッチコピーを作る意識も少し変わりませんか?
実はタイヘンかも…? プロに任せるのも一つの手
ここまで2回にわたる連載はいかがでしたか?
考え抜いたものは、必ずやターゲットに響くものになっているでしょう。
ただ、実践してみると分かりますが、これって結構タイヘンな作業です。
文章にすると簡単ですが、印刷するまでに膨大な時間がかかるでしょう。
「餅は餅屋」ではないですが、そんなときはプロの力が役立ちます。
高速オフセットにはカタログやパンフレット、チラシを制作する専門チームがあり、企画や取材、撮影から原稿作成、デザインに至るまでご依頼を引き受けております。
せっかく費用をかけてプロモーションをするなら、効果がある方がいいのではないでしょうか。
まずはヒアリングから承りますので、気軽にご連絡ください。
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