「工具取り扱い注意事項書」をバナナペーパーに！？　タンガロイ様のSDGs取り組み例を取材してみた

2022.08.09

SDGs 制作・印刷事例

バナナペーパーインタビュー KAMIKEN 紙研究所お客様事例 SDGs・環境対応

SDGs推進チームでは、企業様のSDGs取り組み事例を当社のコラムにて紹介しています。

このたび、福島県いわき市にある株式会社タンガロイ様の「工具取り扱い注意事項書」にて、当社の「バナナペーパー」（5％、55g/㎡）を導入いただきました！

タンガロイ様工具取り扱い注意事項書

これが実際の「工具取り扱い注意事項書」です。

どうしてバナナペーパーの用紙を採択したか？？
なぜ企業としてSDGsに取り組もうと思ったのか？

今回のコラムでは、金属加工用切削工具の事業にずっと取り組んでこられた、タンガロイ様のSDGsに対する取り組みについて、福島県の本社に取材に行ってきた様子をお伝えします！

製品とともに封入される「工具取り扱い注意事項書」で採用

タンガロイ様本社入り口

さっそく、タンガロイ様に到着！
今回バナナペーパー「工具取り扱い注意事項書」の作成を担当されたマーケティング本部の方にお話を聞きました。

――今回は当社のバナナペーパーをご利用いただきありがとうございます！仕上がりの感想があれば教えていただきたいです。

【タンガロイ様】
紙をよく見ると、バナナの茎の繊維も感じられ、どこか和紙の素材感にも似ています。ナチュラルでやさしい印象の紙です。今回は取り扱い注意事項を記載した紙に使用しましたが、細かい文字も滲むことなくキレイに印刷されており、予想以上の良質な仕上がりでとても満足しています。

――満足いただけてとても嬉しいです。タンガロイ様は、ウェブサイトで掲載されている環境報告書をはじめ、広くSDGsに取り組まれていると感じましたが、SDGsに取り組もうと思ったきっかけはいつからですか？また、なぜ取り組もうと思ったのでしょうか。

【タンガロイ様】
2018年に、社長の木下から、弊社の取り組むべき方向性として示されました。
しかしながら、当時は何から手を付けて良いかわからず、非常に高いハードルに感じられました。そこで、十分に実績のある環境活動を、SDGsに紐づけることからスタートすることとしました。弊社は環境活動の国際規格であるISO14001の認証を1997年に取得し、現在まで維持しています。

――たしかに初めはSDGsといっても何から取り組めばいいかわからないですよね。そんな中、今回は「工具取り扱い注意事項書」に採用いただきました。このほかタンガロイ様が取り組んでいるSDGsの内容はございますでしょうか。

【タンガロイ様】
特に力を入れているのは、エネルギーや気候変動の項目に関連する、二酸化炭素排出量の削減です。省エネ活動や再生可能エネルギーの導入などを推進しています。
また、二酸化炭素排出量削減以外の各職場での取り組み事例として、手洗い場の蛇口に後付けの自動水栓をつけて節水に取り組むなど、社員全員が高い意識を持ち日々改善を重ねています。

今回は、取引先からバナナペーパー製品をいただいたことがきっかけです。弊社でも展開できないだろうかと考えたとき、工具取り扱い注意事項書であれば製品とともにお客様の元へ届けられますし、長く続けられる活動になると考え、採用しました。

タンガロイ様工具取り扱い注意事項書アップ

――ありがとうございます。最後に、タンガロイ様のSDGsに対する今後の展開をお聞かせください。

【タンガロイ様】
これまでは、既存の改善活動の延長線上にある取り組みを中心に活動してきましたが、今回のバナナペーパーの採用は違いました。このような今までと全く違う視点での取り組みにも力を入れていきたいと考えています。
具体的には、社内の改善提案制度を活用し、全社員から広くアイディアを募ることを計画しています。