「伝えたい」を伝わる形に。 株式会社高速オフセット

【京都府立京都すばる高等学校へ訪問レポート】バナナペーパーを使った商品企画をご提案いただきました!

2024.12.18

サムネイル画像_京都府立京都すばる高校

とある日、当社のお問合せフォームに驚くお話が舞い込んできました!
京都府立京都すばる高等学校の英語教師の方から、

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突然のお問い合わせで失礼します。

実は、英語の教材でバナナペーパーのエンフエ村のことを取り上げています。また、「バナナペーパーを使ってどんな商品を作るかを企画し、プレゼンをする授業」を実施予定です。大人の目線とは違った発想で様々な商品を企画しています。

もし、お時間が許すようでしたら、一度授業にご参加いただけないでしょうか?

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当社がバナナペーパーを取り扱い始めて約5年目。バナナペーパーは「Power On(東京書籍)」という高校1年生の英語の教科書の題材になっていることは知っていたものの、まさか実際に勉強している学生さんと会うことができ、さらにバナナペーパーの商品企画のプレゼン聞けるだなんて!

普段企業様と一緒にバナナペーパーの商品を作っている当社にとってはとても新鮮なご相談。わくわくしながら、「ぜひとも!」と、授業に参加させていただくことにお話しを受けることになりました。

今回は京都府立京都すばる高等学校 企画科の皆さまから、どんなバナナペーパーを使った新商品をご提案いただいたかをご紹介します。

京都府立京都すばる高校公式サイト

バナナペーパー掲載教科書
▲Power On(東京書籍)高校1年生の英語の教科書にバナナペーパーが掲載

First Period 1時間目:教科書に出てきた「バナナペーパー」に、実際に触れて想像してみよう

今回の訪問では2つのクラスの授業に参加させていただきました。

学校訪問の様子

1時目の授業では、前半に英文法の授業を見学した後、バナナペーパーについて当社から説明をする時間をいただけました!

学生の皆さまに、まずは実際のバナナペーパーを見てほしい!と、バナナペーパーで作ったポストカードをお配りしました。

バナナペーパーポストカード

教科書でしか見たことが無かったバナナペーパーを初めて手に取る学生さん。
「えー!バナナペーパーがもらえるの⁉やったー!」
「これがバナナペーパー?つるつるしてる!」
など、すごく喜んでくれました。

学校訪問の様子

ザンビアの写真と共に、バナナペーパーがどのように作られているのか、バナナペーパーがあることでザンビアの方の暮らしがどう変化したか。また、ザンビアで販売されているバナナペーパーを見てもらい、日本の紙との触り心地の違いも感じてもらいました。

Second Period 2時間目:バナナペーパー商品企画のプレゼンテーション

2時間目のクラスは企画科の学生さんのプレゼンテーション。
マーケティングとビジネス情報に関する分野の知識と技術を習得し、商品開発やマルチメディア作品の制作を通して企画力と表現力を養う学科だそうです。

学生さんたちは8つのグループに分かれ、各々が「バナナペーパー商品」を売る会社を設立したという設定で、自由に商品を企画。会社のコンセプトやチームメンバー、商品のPRポイントなどを英語でプレゼンテーションしていただきました!

学校訪問の様子

学生さんの発想はとても斬新で自由で素敵な発表ばかりでした!

・バナナペーパーを折り紙やマスキングテープにして子どもたちに使ってもらいたい
・バナナペーパーで扇子を作って外国人観光客のお土産にしてほしい
・菓子切りをバナナペーパーにして外国人観光客の方へ使ってほしい

など、バナナペーパーと日本の文化と融合させた企画。

また、

・自然環境を守るための教育冊子にバナナペーパーを使って図書館や本屋さん、幼稚園に置きたい
・バナナペーパーメモ帳を環境に優しいという点から購入してほしい
・バナナペーパーでコースターを作成して学校や企業とたくさんの場所で使ってほしい

など、今すぐにでも実現できる企画。

さらには、「トイレットペーパーをバナナペーパーにしたい!」という斬新な発想まで本当にびっくりする素晴らしい企画でした。

学校訪問の様子

オリジナルロゴマークや社名、社の理念などもしっかり考えられていました。
例えば、、、

・このロゴには、バナナが大きな葉でできているという意味と、バナナペーパーを世界中に広めたいという同社の願いが込められています。

・このロゴはバナナの形をしたキャラクターで、バナナを身近に感じてもらいたいという意味が込められています。

・ロゴマークは黄色と黄緑を基調とし、バナナのように成長し続けるという願いを込めています。

・勇気を出して一歩を踏み出せば、バナナのように笑顔になれるという思いが込められています。

・バナナペーパーを使用していることを世界に伝えるために、バナナを強調したデザインとなっています。また、成功と美しさを表すために王冠をかぶせたロゴにしました!

学校訪問の様子

教科書でバナナの茎繊維が作られているザンビア・エンフエ村について勉強しているからこそ、「自然環境を守る」、「野生動物を守る」などにも触れられています。バナナペーパーが作られる意味や背景をしっかりと理解して企画検討してくれていることが、バナナペーパーを推進している私たちにとって、とても嬉しかったです。

授業の最後には1時間目と同様、実際にバナナペーパーを使って当社で作った商品サンプルを触りながら見てもらいました。

学校訪問の様子

学生さんからは「なぜザンビアのバナナで、日本でバナナを育ててバナナペーパーを作ることはできないんですか?」というとてもいい質問も。
ザンビアで作られたバナナの茎を使うことで、ザンビア・エンフエ村の方の雇用に繋げ、教育資金や生活資金となるという部分も改めてお伝えしました。

授業で習った内容が現実にあるんだ!と実感しました!

学生さんの前でバナナペーパーのお話をする。そして企画プレゼンテーションしていただく。
当社にとっては初めての経験でしたが、とても新鮮な機会でした。 今後のバナナペーパーを広めていく上での貴重なアイデアに繋がったと感じています。

そして…なんと授業後には素敵なコメントを学生さんからいただきました!どのメッセージも嬉しいものばかり。ちょっぴりご紹介します!

・お話を聞いて授業では知れなかったことが知れたり、人の繋がりを感じることができました!
・バナナペーパーに触れることで、村人の方の温もりを感じることができました!
・普通の紙と変わらないぐらいサラサラな触り心地で驚きました!
・授業で習った教科書の内容が実際に現実にあるんだなと実感しました。
・以前よりバナナペーパーについて興味が湧いて、私生活で調べたり使われているところを見てみたくなりました。
・バナナペーパーはザンビアだけでなく日本にもメリットのある紙だと思いました!
・日本だけでなく世界とも連携していく仕事について考える時間にもなりました。
・いただいたバナナペーパーのポストカードは大切にしたいです!
・バナナペーパーでファイルが作れたりと、可能性は大きいなと感じました。

高速オフセットでは、今後もバナナペーパーという1枚の紙を通じて、企業の方だけでなく学生さんや子どもたち、多くの人へサステナブルなアクションの輪を広げていく活動ができればと考えています!

このような貴重な機会をいただいた京都府立京都すばる高等学校の皆さま、ありがとうございました!

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